みなさんこんにちは。製作発信をしているりっぷ先生です🌷
今回は、ひな祭りにぴったりな製作をご紹介します!
使うのは、空になったプリンやゼリーのカップ。
その中に色とりどりのお花紙をふんわり丸めて入れ、顔や冠を貼ったら…
世界にひとつだけの「ふんわりお雛様とお内裏様」の完成です!!
とってもシンプルな工程なのに、立体的な作品になり、自分だけの雛飾りとして楽しめます。
1〜2歳の小さな子も取り組みやすく、指先遊び・色彩感覚・季節行事への親しみにもつながる製作です🌸
製作のポイントまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
🎎製作時期 | 2月中旬〜3月初旬(ひなまつりの行事前に) |
🎎対象年齢 | 1歳〜(2歳・3歳も楽しめるアレンジ可) |
🎎技法 | 丸める・貼る・構成遊び・立体製作 |
🎎所要時間 | 約20〜30分(乾燥時間は含まず) |
🎎準備のしやすさ | ◎(廃材+100均で揃う) |
🎎汚れ具合 | ◎(のり使用で少し手がベタベタする程度) |
りっぷがオススメする導入
・最近、**指先を使う遊び(紐通し・紙ちぎり・シール貼り)**に夢中な子どもたちが多かったら、「今日はふわふわのお花紙を丸めて遊ぶよ〜♪」と自然につなげて導入OK!
・絵本『うれしいひなまつり』や歌で行事を楽しく導入♪
・「おひなさまって知ってる?」「どんなお顔してると思う?」と問いかけて想像をふくらませる
製作のポイント
- お花紙を丸める動作がメインなので、1歳〜でも取り組みやすい◎
- 色の選び方で個性が出るので、自己表現の楽しさを感じやすい
- 透明なカップ越しに色が見えることで、色の重なり・光の透け感に気付ける子もいるかも!
導入にオススメの絵本
使うもの(材料)
- 空のプリン・ゼリーカップ(洗って乾かしておく)
- お花紙(暖色系・寒色系などを数色)
- 丸画用紙(カップの底にフタをする用)
- のり(スティックでも液体でもOK)
- 顔用の画用紙(丸く切っておく)
- 冠や扇・笏(しゃく)などのパーツ(画用紙やシールで)
- 丸シール(目・ほっぺなどに使える)
- はさみ・セロハンテープなど
作り方の流れ
- カップをきれいに洗って乾かしておく
- お花紙をふんわりと丸めて、カップの中に入れる(お雛様=暖色系、お内裏様=寒色系がおすすめ)
- カップを逆さにし、上になる部分に顔パーツを貼る
- 顔に目・口などを描く or 丸シールを貼る
- カップのフチにのりを塗り、丸く切った画用紙を底に貼る(フタになる)
- 冠・扇などの小物パーツを貼ったら完成!
【おまけアイディア】
・後ろに蛇腹の金色画用紙で“びょうぶ”を作って立たせると豪華さアップ✨
・装飾したティッシュ箱の上に並べるとちょっと本格的なお飾りになるよ!
POINT!
- 丸める・貼るという基本的な手指の動きが中心なので、低年齢でも安心して参加可能◎
- お花紙の色の選び方や小物の配置で子どもたちの個性がしっかり出ますよ!
- 「〇〇色のお雛様、すてきだね☺️」「おててでギュッとまるくできたね☺️」など、認める言葉かけで自己肯定感UP!
ねらいとその根拠
- 指先の巧緻性を高める(丸める・貼る)
- 色彩感覚の育ちを促す(色の選択・構成)
- 季節行事への親しみ(ひなまつりに親しむ)
- 表現力・構成力・自己発揮を育む
【参考】
文部科学省『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿』(2018)より
→ 「感じたことや考えたことを形にする力」「思考力の芽生え」「自己肯定感」「伝え合う力」などに関連
また、保育所保育指針における「環境を通して行う保育」に基づき、素材とのかかわりから主体的な活動を生み出すねらいを含みます。
発展あそびアイディア
- 同じカップを使って「ゼリー屋さんごっこ」「カップケーキ屋さん」などにも発展可能!
- カップの中に入れる素材を紙以外に変えて「音が鳴る」「触感が変わる」など感覚あそびにも♪
- 「男の子も一緒に楽しめるおひなさま作り」として、性別問わず楽しい製作体験に◎
おわりに
お雛様の製作というと、ちょっと難しそうなイメージを持たれがちですが、
こんな風にシンプルでやさしい工程でも、十分に行事を感じられる作品が作れます♪
一人ひとり違った色・表情・形のお雛様が並ぶと、とっても愛らしいですよ🌸
ぜひ子どもたちと一緒に、春の訪れと共に手作りのひなまつりを楽しんでくださいね!
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