夏は「裸足保育」を取り入れている園も多いのではないでしょうか?
私の勤める保育園は通年乳児さんは裸足保育なのですが、ついに幼児さんも先月から裸足保育が始まりました!我が子たちが通園している幼稚園ではビーチサンダルを履いて過ごしているようです!
そんな「裸足」にちなんで、今回は夏にぴったりなビーチサンダルの製作をご紹介します!
製作ポイントまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
🩴タイトル | 夏のサンダル製作 ~足型でつくるマイサンダル~ |
🩴 対象年齢 | 2歳〜5歳(発展で実寸サンダルもOK) |
🩴 所要時間 | 約30〜40分(乾かし時間を除く) |
🩴 技法 | 足型スタンプ・切り貼り・立体構成(モール/ビーズ) |
🩴 準備物 | 画用紙、絵の具、モール、ボンドorテープ、ビーズ、丸シール、ポンポン、カラーボードなど |
🩴 手指の汚れ具合 | 絵の具使用で足がやや汚れる(裸足保育と親和性◎) |
🩴 おすすめの時期 | 夏(6月下旬〜8月頃) |
🩴 ねらい | 感覚遊び/自己認識/創造力・構成力の育成/成長の記録 |
導入のアイディア
- 「最近、裸足で過ごすことが多くなったね🦶」「靴を脱ぐと足って気持ちいいね😆」など、夏の生活の変化からスタート。
- 保育でも取り入れられる裸足保育をテーマにしながら、足裏の感覚や自分の身体への興味を引き出してみてくださいね!
- 「この足、だれのだろう?」「前より大きくなったかも!」と、成長を認める視点を育てる製作にもつながりますよ♪
サンダル製作の前に読みたい!おすすめ絵本2冊
準備するもの
- 画用紙
- 絵の具
- 筆やスポンジ
- モール
- ビーズやポンポン
- 丸シールやキラキラ飾り
- のり、ボンド、セロハンテープ
- はさみ
- 穴あけパンチ(モールを通す場合)
- 新聞紙・ウエットティッシュ(汚れ対策)
【発展】
- カラーボードや発泡スチロール板(足型の土台として使用)
- 毛糸などの柔らかい素材(より安全に鼻緒を作りたいとき)
製作の流れ
- 画用紙を準備
- 足が入るサイズの紙を用意(白やパステルカラーなどが◎)
- 足型スタンプ
- 絵の具を子どもの足の裏に塗り、ぺたんとスタンプ
- 両足を取り、乾かす
- 切り取り
- 足の形をそのまま活かしてカット(サンダル型に)
- V字にカットした画用紙や、アーチ状のモールを使う
- モールの場合は、親指と人差し指の間に差し込み、裏で固定します☝️
- モールを浮かせて貼ることで立体感が出てリアルに!
- 飾りつけ
- モールにビーズを通したり、ポンポンや丸シール、星などを自由に装飾
- 足型部分にも自由に色やシールを加えてOK
- 土台に貼ってもGOOD👍
- カラーボードや発泡スチロールの上に貼れば、本物感UP✨
ねらいとその根拠
ねらい | 根拠 |
---|---|
足裏からの感覚刺激を楽しむ | 裸足での活動は、感覚統合に効果的であり、発達支援にもつながる(柳澤運動プログラムなど) |
自分の身体に関心をもつ | 自身の足型を見て「自分の形」に気づき、自己認識が育つ(非認知能力の一部) |
創造力や構成力を育む | モールやビーズの配置を考えることで「空間認識力」や「表現力」が育つ(造形教育の観点より) |
成長を実感し、自己肯定感を育てる | 毎年の足型比較や、完成後の作品展示を通して「大きくなったね」と認めてもらえる経験になる |
参考・出典:
- 柳澤秋孝(2020)『子どもが育つ運動あそび』健学社
- 文部科学省『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』
- 鈴木庸裕(2018)『非認知能力が育つ保育』ひとなる書房
- 日本保育学会「保育における表現活動の重要性」
発展あそび
- 「ほんとに履いてみたい!」という声が出たら、カラーボードや厚紙を使って履けるサンダル作りに挑戦しても◎!
- 紐を使いたい場合は、モールよりも安全な毛糸やリボンがおすすめ。
- クラスで展示したり、家族へのプレゼントにしても喜ばれるかも🎁
実際に作ってみたら…
3歳の娘と一緒に作ってみたところ、
「ぺったん」が面白かったようで、「もう1回やる!!」と何度もやることに…😅笑
モールにビーズを通す工程では、集中力と指先のコントロールがぐんと高まり、
完成したサンダルを履くまねをして、満面の笑みでした😆
「明日これで幼稚園行く!」と言い、玄関に準備し始めたので、、、明日は早起きします!察して…😅笑
さいごに
夏ならではの開放感と、成長の記録が一緒に味わえる「足型サンダル製作」。
ただの“足あと”が、世界にひとつだけの作品になりますよ♪
ぜひ、園やご家庭で楽しんでみてくださいね👣
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