夏の思い出を表現してみよう
梅雨の季節はお外で遊ぶのが難しい日もありますよね。
そんな時だからこそ、室内でワクワクする遊びを取り入れてみませんか?
今回は、暗いところでライトを当てると光るネオンカラー絵の具を使って、黒い画用紙に花火を描く製作をご紹介します。
お子さんと一緒に「わあ!」と感動する体験を楽しみましょう!
製作のポイントまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
![]() | 7~9月頃(夏の花火大会の思い出表現にオススメ) |
![]() | 2歳児〜(お子さまの成長に合わせて調整可能です) |
![]() | ネオンカラー絵の具・スタンプ技法・混色あそび |
![]() | 約30分程度 |
![]() | ○(絵の具は画材店やネットショップで購入可能です) |
![]() | △(蛍光絵の具を使いますので、服装にはご注意ください) |
使うもの(材料)
- 黒い画用紙(台紙として使います)
- ネオンカラー絵の具(蛍光色がおすすめです)
- 筆、綿棒、モールなど(スタンプのように押して使います)
- LEDライトや懐中電灯(最後に絵を光らせるために使います)
- 水入れや新聞紙など(汚れ防止に準備しましょう)
導入
「今日は夜空に咲くきれいな花火を作りますよ!」
「暗いところで光る絵の具を使うので、最後にライトを当てたらびっくりするかもしれませんよ」
「筆や綿棒を使って、思い思いに花火を描いてみましょうね」
作り方の流れ
- 画用紙の準備 黒い画用紙をテーブルに広げて準備します。
- 絵の具で花火を描く 筆や綿棒、モールにネオンカラー絵の具をつけて、画用紙に花火の形をスタンプのように押していきましょう。 丸や線、爆発の形など、自由に描いて大丈夫です。
- 手形を使って表現 手に絵の具をつけてペタッと押すと、花火の一部のような形ができて楽しいですよ。
- 乾燥させる 絵の具が乾くまで少し時間をおきます。
- ライトを当てて光らせる 部屋の明かりを暗くして、LEDライトや懐中電灯で絵の具を照らすと光って見えます。子どもたちも大喜びです!
POINT!
- ネオンカラー絵の具は暗い場所で光るので、最後にライトを当てる瞬間がとても盛り上がります。
- 筆や綿棒、モールなどいろいろな道具を使って、花火の多彩な形を楽しめます。
- 自由に表現することで、創造力や自己表現力が育ちます。
- 手形を使うと参加感もアップし、より楽しめます。
- 光る絵の具ならではの「わあ!」という驚きや感動を子どもたちと一緒に味わいましょう。
子どもとのやりとりの一例
- 「うわあ、色がピカピカ光ってる!」
- 「このピンクの花火が好き!」
- 「手に絵の具をつけてペタってしたよ!」
- 「もっといっぱい光らせたいな!」
- 「夜空に花火が咲いたみたいだね!」
やってみた感想(りっぷの保育現場から)
雨で外に出られない日でしたが、子どもたちはネオンカラー絵の具の不思議な光にすっかり夢中になりました。
画用紙いっぱいに色とりどりの花火を描いて、最後にライトで光らせると「わあ!」と歓声があがり、楽しい時間となりました。
新しい素材での体験は感性を刺激し、子どもたちの笑顔がいっぱい見られました。
ねらいとその根拠
- 新しい素材や技法に触れることで感性を育てます。
- 自由に描く楽しさを通して創造性と自己表現を促します。
- 光る絵の具を使うことで科学的な興味や発見を育てます。
- 達成感や自己肯定感を高める効果があります。
【参考文献】
文部科学省『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿』(2018)
北野幸子編著『保育内容 表現』(みらい/2021)
「10の姿」からの視点
- 表現する力(感じたことや考えたことを形にする力)
- 思考力の芽生え(どうやったら?と考える姿)
保育所保育指針の視点
- 環境を通して行う保育において、子どもが素材に自発的に関わりながら試行錯誤できる環境づくり
- 保育者との関わりで言葉や感情の共有が生まれること
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ネオンカラー絵の具を使った花火製作は、室内でも季節感を楽しみながら、子どもたちと素敵な時間を過ごせる活動です。
ぜひご家庭や保育の現場で取り入れてみてくださいね。
他にも季節ごとの制作や遊びのアイデアをたくさんご紹介していますので、よかったらまたのぞいてみてください。
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